ディズニー映画の主人公に母親がいない理由

FROZEN

ディズニー映画ファンでも、多くの人が未だに気づいていない衝撃の事実がある。それはほとんどの人気ディズニー映画の主人公には母親がいないということ。

「アナと雪の女王」のアナとエルサの両親は船の事故によって劇中に命を落としている。

また、「バンビ」の母親も同じく話の途中で死んでしまう。「美女と野獣」のベルには最初から母親がいない。シンデレラは継母に育てられる。

このように例を挙げていけばきりがない。果たしてこれがただの偶然といえるだろうか。また一体なぜ母親がいないのか、ここで解説する。

1、ディズニー映画に母親不在のキャラが多い理由

ディズニー映画の主人公に母親、もしくは父親がいないのは、そうすることで視聴者を感動させやすいといった説がある。

ディズニー映画の多くは、主人公の成長を描いていることから、親がいないほうが誰も頼る人がいなくなった主人公の自立していく姿を描きやすいのだ。

これについては「マレフィセント」や「アトランティス_失われた帝国」でプロデューサーを務めたドン・ハンがこう説明している。

ディズニー映画の主人公に母親がいない理由のひとつは便利だからだ。

なぜならディズニー映画は通常(上映時間が)80分から90分しかなく、いつだって登場人物の成長を映し、人生において主人公が自分自身の責任を背負う日々をテーマにしているからだ。

例えばライオンキングのシンバが群れからはぐれるけど、あれも両親がいないことにしたほうが成長を描きやすいんだ。

一方、バンビの母親は死んでしまい、それによってバンビが成長する。(美女と野獣の)ベルには最初から父親しかいない。そして父親がいなくなって、ベルがその責任を負うんだ。そっちのほうが話が早いからね」。

2、ディズニー映画に母親不在のキャラが多い理由その2

しかしながら理由はそれだけではない。主人公に親がいないだけで視聴者が簡単に泣けるとは考えにくいからだ。気になるもう一つの理由は、実はもっとショッキングなのだ。

前述のドン・ハンによると、1940年代初期、すでに富と名声を手にしたウォルト・ディズニーはある日、両親に家をプレゼントした。

そしてディズニースタジオのスタッフに家の暖炉を修理させたところ、両親が引っ越した後に暖炉から煙が漏れる事故が起こった。あろうことかそのとき事故によってウォルト・ディズニーの母親が亡くなってしまったのだ。

この事故についてドン・ハンは、次のように話している。

「私は今までこのことについて決して喋ることはなかったが喋ってあげよう。

ウォルト・ディズニーは事故について決して話したがらなかった。なぜなら彼は自分が買った家で起きた事故について責任を感じていたんだ。

誰だって子供なら親に家を買ってあげたいと夢見るだろう。事故の責任はウォルト・ディズニーにはない。ディズニースタジオのスタッフもまったく暖炉について無知だったんだ。

しかしそれがあってから彼は母の死にとりつかれていたという説があるんだ。なぜなら彼が自分の母親の死に悲劇的に手を加えてしまったからなんだ」。

つまり、ウォルト・ディズニーは作品の主人公に母親を失った自分を投影していたのだ。

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