2015/05/01

ディズニー映画の主人公に母親がいない理由

FROZEN

ディズニー映画ファンの中でも、多くの人が未だに気づいていない衝撃の事実がある。それは多くの大人気ディズニーアニメ映画の主人公には母親がいないということだ。「アナと雪の女王」のアナとエルザの両親は船の事故によって劇中に命を落とした。また、「バンビ」の母親も同じく話の途中で死んでしまう。「美女と野獣」のベルには最初から母親がいない。これがただの偶然といえるだろうか。では一体なぜ母親がいなのだろうか。



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母親がいないという設定を作ることで視聴者を感動させやすいといった説もあるが、あまり説得力がない。それだけで現代の視聴者が簡単に泣けるとは考えにくいからだ。「マレフィセント」や「アトランティス_失われた帝国」でプロデューサーを務めたドン・ハンがこれについて説明している。

「それには二つの理由がある。これについて私は今まで決して喋ることはなかったが喋ってあげよう。(ディズニー映画の主人公に母親がいない理由)ひとつは便利だからだ。なぜならディズニー映画は通常(上映時間が)80分から90分しかなく、いつだってテーマは登場人物の成長を描いているからで、人生において自分自身の責任を背負う日についての話だからだ。(ライオンキングの)シンバが群れから出て行って、また戻ってくるけど、両親がいないことにしたほうが成長を描きやすいんだ。バンビの母親は死んでしまい、それによってバンビが成長する。(美女と野獣の)ベルには最初から父親しかいない。そして父親がいなくなって、ベルがその責任を負うんだ。そっちのほうが話が早いからね」。

しかしながらもう一つの理由のほうがずっとショッキングである。ドン・ハンによると、1940年代初期、すでに富と名声を手にしたウォルト・ディズニーはある日、両親に家をプレゼントした。そしてディズニースタジオのスタッフに家の暖炉を修理させたところ、両親が引っ越した後に暖炉から煙が漏れる事故が起こった。そのとき母親が亡くなってしまったのだ。

「ウォルト・ディズニーはそのことについて決して話したがらなかった。なぜなら彼は自分が買った家で起きた事故について責任を感じていたんだ。誰だって子供なら親に家を買ってあげたいと夢見るだろう。彼は言ったんだ。『二人に家を買ってあげよう』って。でも事故が起きてしまった。彼のせいでなくても、ディズニースタジオのスタッフもまったく暖炉について無知だったんだ。それがあってから彼は母の死にとりつかれていたという説があるんだ。彼が自分の母親の死に悲劇的に手を加えてしまったことが原因でね」。

ウォルト・ディズニーは作品の主人公に母親を失った自分を投影していたのかもしれない。

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