自閉症の子供が唯一心を開いたディズニーキャラクターとは?

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言葉を話すことのできない重度の自閉症の子供が家族と一緒にアメリカ、フロリダ州オーランドにあるディズニーワールドを訪れたとき、ある奇跡が起こった。それまで全く無関心だった彼が文字通り恋に落ちたのはあのキャラクターだった。

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自閉症の子供と白雪姫の感動の対面

ジャック・ジャックの呼び名で親しまれているジャクソン君(2歳)はその日、母親のアマンダ・コーレイさん、兄とイーサン君とディズニーワールドの園内を散歩していた。

しかしジャクソン君はほとんどディズニーのキャラクターには関心を示さなかった。特別機嫌が悪かったわけでもなく、怒っていたわけでもない。ただディズニーワールドがジャクソン君の好奇心をくすぐるほど特別楽しい場所ではなかったようなのだ。白雪姫が目の前に現れるまでは。

ジャクソン君の手を引いていた兄イーサン君は白雪姫が近くに来ると、ジャクソン君を彼女に預けるようにその場を離れてみた。それを近くから見ていた母親は、ジャクソン君がすぐに走って逃げ出すだろうと思いカメラを回した。シャイなジャクソン君はいつだって知らない人に会うと、怖くなって走って逃げるからだ。

ところが白雪姫に限っては違った。ジャクソン君は彼女の瞳を見つめ、体を預けるように彼女に寄りかかり、やがて彼女の膝の上に顔を倒すほど心を開いたのだった。

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その光景に感動したのは母親だけじゃなかった。その場には次から次へと来場客が集まりだし、いつのまにか40人以上の人だかりができていた。

母親のアマンダ・コーレイさんはそのときのことをこう振り返っている。

「彼は普段知らない人とは目を合わせず、下を向いて逃げ出してしまうんです。だから白雪姫の目を見ただけでもすごいことなんです。その場には多くの人だかりができていたのに、彼はほかの人たちには目もくれず、ただ白雪姫と一緒にいるのが嬉しいといった感じでした」。

「白雪姫に反応を示す彼を見て、私は何度も泣きました。彼は恋に落ちていたのです。ディズニーワールドは彼のような子供にとってすばらしい場所。子供たちがこのような思い出を家に持って帰ることができるのは、なにものにも変えがたいことです」