ディズニー映画というとヒーローやヒロインばかりが注目されがちだが、映画の成功には悪役たちの存在も欠かせない。彼らがいてこそ主役が引き立ち、ストーリーが盛り上がるのだ。そこで今回はディズニーの悪役にまつわるこぼれ話をまとめてみた。
- 1、ディズニーの悪役の服装には共通点がある
- 2、悪役の子供が主人公の映画シリーズがある
- 3、「白雪姫」の女王(魔女)には名前があった。
- 4、クイーン・グリムヒルドは映画史上に残るヴィランだった
- 5、実写版のディズニー映画では悪役を美人女優が好んで演じる説
- 6、「ピーターパン」のフック船長はもともと悪役ではなかった
- 7、「美女と野獣」のガストンがディズニーのヒロイン映画では初めての男の悪役
- 8、「ライオンキング」のスカーの本名は「タカ」。
- 9、スカーはヘラクレスにも友情出演している。
- 10、クルエラ・ド・ヴィルの映画が公開される!
- 11、「塔の上のラプンツェル」のゴーテルはディズニー映画で初めて命を落とす老人。
- 12、「アナと雪の女王」のハンス王子はディズニー映画の中で最も若い悪役。
1、ディズニーの悪役の服装には共通点がある
注意して見ると分かるのが、ディズニーのヴィランはほとんどの場合、赤、黒、紫の洋服のいずれか、あるいはその三つのいくつかの色を合わせた服を着ているのが特徴。
その代表的なのが「白雪姫」の邪悪な女王。彼女の場合、黒と紫と赤でコーディネートされている。
2、悪役の子供が主人公の映画シリーズがある
ディズニー映画の中にはマレフィセント(眠れる森の美女)、ジャファー(アラジン)、魔女(白雪姫)、クルエラ・ド・ヴィル(百一匹わんちゃん)の子供たちを主人公にした映画シリーズまである。その名も「ディセンダント」。
本作は日本では劇場公開はなく、ディズニーチャンネルによって配信されている。
3、「白雪姫」の女王(魔女)には名前があった。
「白雪姫」の女王といえば、邪悪な女王や魔女として知られるが、実は彼女には本名がある。その名も「クイーン・グリムヒルド」。その響きだけでも怖そうだ。
4、クイーン・グリムヒルドは映画史上に残るヴィランだった
「クイーン・グリムヒルド」はアニメ、実写を含む米映画の史上最も偉大な悪役の10位にランクインしたことがある。ちなみに11位はゴッドファーザーのマイケル・コルレオーネ。マフィアを抑えてのランクインはなかなかのものだ。
5、実写版のディズニー映画では悪役を美人女優が好んで演じる説
実写版「シンデレラ」の悪役といえばシンデレラのは継母。シンデレラをゴミのように扱う悪女だが、その役を演じたのは美人女優のケイト・ブランシェット。あえて悪役に挑戦する姿勢に高評価を得ている。
一方、「マレフィセント」ではアンジェリーナ・ジョリーが演じて話題を呼んだ。ディズニー映画に限っては美人女優が悪役を演じてもイメージが壊れにくい、ということもあり、出演しやすいのかもしれない。
6、「ピーターパン」のフック船長はもともと悪役ではなかった
アニメ「ピーターパン」の悪役といえばフック船長。実は彼はもともとはコミカルな役柄で、ピーターパンを引き立てる役になるはずだった。
それが企画の途中から悪役に変更され、お馴染みのキャラクターへと昇華したのだ。そして今ではフック船長といえば、すっかり怖いイメージが浸透した。
7、「美女と野獣」のガストンがディズニーのヒロイン映画では初めての男の悪役
アニメ「美女と野獣」の悪役は、ベルに恋する乱暴な男、ガストン。最後までベルに付きまとい、彼女と結婚するためなら手段を選ばない冷酷なキャラクターはご存知の通り。
実はガストンが登場する前は、ディズニーのヒロイン映画では悪役といえば必ず女性だった。魔女、継母、女王といった悪役が多かった中、初めて登場したのが男のガストンだったのだ。
8、「ライオンキング」のスカーの本名は「タカ」。
アニメ「ライオンキング」の敵役といえばスカー。実はスカーは本名ではなく、英語で「傷」を意味するニックネームだ。それもそのはず彼の顔には大きなひっかき傷があるからだ。
そんなスカーだが、本名は「タカ」ということはあまり知られていない。ちなみに「タカ」とはスワヒリ語で「望む」という意味。
9、スカーはヘラクレスにも友情出演している。
ライオンキングのスカーことタカは実はほかの映画にも登場する。その映画とは、「ヘラクレス」。最近でこそ「シュガー・ラッシュ」シリーズなどでほかの作品のキャラクターが別の映画に登場することは珍しくなくなったが、当時のカメオ出演は大変珍しかった。
10、クルエラ・ド・ヴィルの映画が公開される!
ヴィランを主人公にした映画「マレフィセント」の成功を機にディズニーは実写版に意欲的になり、「百一匹わんちゃん」の悪役クルエラ・ド・ヴィルを主人公とした実写版の映画「クルエラ」も制作中だ。
本作のヒロインに抜擢されたのはほかでもないエマ・ストーンだ。
11、「塔の上のラプンツェル」のゴーテルはディズニー映画で初めて命を落とす老人。
「塔の上のラプンツェル」の悪役といえば、ラプンツェルの育ての親ゴーテイル。ラプンツェルを外の世界から遮断し、ずっと閉じ込めてきた張本人だ。
一見、外見は若そうに見えるが、実は本来の姿は400歳の老婆。そんな彼女は、ディズニー映画の老人としては初めて物語の中で命を落とす運命にある。
12、「アナと雪の女王」のハンス王子はディズニー映画の中で最も若い悪役。
「アナと雪の女王」の悪役の一人、ハンス王子。優しそうに見えて、アナのことを利用することしか頭にない性悪なキャラクターだが、実は年齢は23歳。実はこれはディズニーの悪役の中では最も若い年齢に当たる。