世界中が大注目のディズニー実写映画「美女と野獣」。本作を日本語吹き替え版で見ようと思っている視聴者のために吹き替え声優キャストを一挙紹介する。
- ベル – エマ・ワトソン/昆夏美(こんなつみ)
- 野獣 – ダン・スティーヴンス/山崎育三郎(やまざきいくさぶろう)
- ガストン – ルーク・エヴァンズ/吉原光夫(よしはら みつお)
- ポット夫人 – エマ・トンプソン/岩崎宏美(いわさきひろみ)
- モーリス – ケヴィン・クライン/村井國夫(むらいくにお)
- ル・フウ – ジョシュ・ギャッド/藤井隆(ふじいたかし)
- コグスワース- イアン・マッケラン/小倉久寛(おぐら ひさひろ)
- チップ – ネーサン・マック/池田優斗(いけだゆうと)
- ルミエール – ユアン・マクレガー/成河(そんは)
- マダム・ド・ガルドローブ- オードラ・マクドナルド/濱田めぐみ(はまだめぐみ)
- プリュメット – ググ・バサ=ロー/島田歌穂(しまだ かほ)
ベル – エマ・ワトソン/昆夏美(こんなつみ)
本作のヒロインで、ディズニーには珍しい一般庶民出身の女性。美人な容姿にポジティブな心の持ち主で、父親の身代わりとして野獣の城で人質となり、一緒に暮らし始めるも、恐れることなく野獣に向かい合っていく勇敢なキャラクターだ。
そんなベル役を演じるのは、ご存知ハリー・ポッターのハーマイオニー・グレンジャー役で有名になったイギリス人女優のエマ・ワトソン。本作では美しい歌声とダンスも披露している。
一方の日本語吹き替え版には日本のミュージカル女優昆夏美が登場。「ロミオ&ジュリエット」、「ハムレット」、「レ・ミゼラブル」など話題作に次々と出演するなど、歌唱力も演技力もお墨付き。そのせいか声優デビューとなる本作ではいきなり主役に大抜擢されている。
野獣 – ダン・スティーヴンス/山崎育三郎(やまざきいくさぶろう)
もとは美男子だったにも関わらず、魔女に呪いをかけられて醜い姿になってしまったのがこの野獣。傲慢で、冷たく、人と接するのが苦手で、ベルに対してもどう接していいか分からず、乱暴な態度を取るキャラクター。しかしながらベルの優しさに触れることで少しずつ人間らしさを取り戻していく。
そんな野獣を演じるのはイケメンイギリス人俳優のダン・スティーヴンス。世界的にはほぼ無名に等しいものの、その甘いマスクから、今後女性ファンを中心に人気に火かつくこと間違いなし。過去の主演作品は「ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密」、「靴職人と魔法のミシン」、「ザ・ゲスト」など。
一方の日本語吹き替え版にはミュージカル俳優の山崎育三郎が出演。舞台やドラマを中心に活躍する俳優で、歌手もこなすマルチタレント。元モーニング娘の安倍なつみの夫としても知られている。映画出演は、「夏休みのような1ヵ月」のみで声優もこれが初挑戦。
ガストン – ルーク・エヴァンズ/吉原光夫(よしはら みつお)
本作の悪役にして、ベルに恋心を抱く、野蛮な男といえばガストン。英雄気取りで威張っていて、町の女性たちからは人気があるだけにベルも自分のものにできると信じている自惚れ屋。劇中には何かとベルの邪魔をしてくるやっかいなキャラクターだ。
そんなガストンを演じるのはイギリス人俳優のルーク・エヴァンズ。「タイタンの戦い」、「インモータルズ -神々の戦い」、「ホビット」などに出演したことで知られる長身のイケメン俳優で、ディズニー映画に出演するのはこれが初。
一方の日本語吹き替え版は舞台俳優の吉原光夫。劇団四季の舞台「美女と野獣」でもガストン役を演じてるだけあって、セリフもストーリーも歌もお手のもの。外見もワイルドで、ガストン役にはぴったりだ。
ポット夫人 – エマ・トンプソン/岩崎宏美(いわさきひろみ)
野獣の城に住むポットの姿のメイドといえばポット夫人。呪いでポットの姿にされているものの、本来の姿はぽっちゃりした老女。性格は温厚で、料理が上手なのが特徴で、他の使用人たちの間ではボス的存在。
そんなポット夫人を演じるのは、イギリスのベテラン女優エマ・トンプソン。「ハワーズ・エンド」でアカデミー主演女優賞を受賞した実力派で、「ハリー・ポッター」シリーズのシビル・トレローニー役でも有名。最近では、ディズニー製作の「ウォルト・ディズニーの約束」にも出演している。
一方の日本語吹き替え版は歌手の岩崎宏美が抜擢されている。長年歌手として活動している傍ら、ミュージカルやテレビドラマやミュージカルでは演技も経験。歌手としてのキャリアも申し分ないためか、今回ついに本作でディズニー映画の声優として大抜擢された。
モーリス – ケヴィン・クライン/村井國夫(むらいくにお)
ベルの父親で、発明家の老人といえばモーリス。あまり使えなさそうな奇抜なものを発明することから村人たちからは奇異な目で見られる存在で、ベルが村で浮いてしまうのも彼の存在あってのこと。しかしベルからは尊敬されており、唯一の家族であることから絆は深い。
ひょんなことから野獣の城に迷い込んでしまったばかりに牢屋に入れられてするなど、なにかと不運なキャラクターでもある。
そんなモーリスを演じるのはアメリカ人俳優のケヴィン・クライン。「ワンダとダイヤと優しい奴ら」でアカデミー助演男優賞を受賞した文句なしの演技派俳優にも関わらず、最近では出演作に恵まれず、メインストリームからは遠ざかっているので、この作品で復活するかどうかに注目。
一方の日本語吹き替え版は、舞台、テレビドラマ、バラエティなどで長年活動している大ベテラン俳優の村井國夫。声優としても洋画の吹き替えを数多くこなした経験を持ち、ハリソン・フォードの声を担当することが多い。
ル・フウ – ジョシュ・ギャッド/藤井隆(ふじいたかし)
ガストンの手下で、いつもガストンに間取り付いて行動する小太りの男といえばル・フウ。身体は小さいが、ずる賢く、強い者に付いて世渡りをしていく、ごますりキャラだ。
そんなガストンを演じるのは、アメリカ人俳優のジョシュ・ギャッド。コメディー役をやることが多く、外見までもル・フウにぴったり。「アナと雪の女王」でオラフの声を担当したことで知られ、声優としてはアドリブでレコーディングをすることを得意としている。
一方の日本語吹き替え版は、お笑い芸人の藤井隆が起用されている。テレビやラジオ番組のパーソナリティーとして活躍しているのに対して、実はミュージカルの舞台も数多く踏んでいるマルチなタレント。声優としてもポケモンやクレヨンしんちゃんなどに出演したこともあり、ディズニー映画でのパフォーマンスに注目したい。
コグスワース- イアン・マッケラン/小倉久寛(おぐら ひさひろ)
本作の癒し系キャラで、野獣の城に住む可愛いらしい時計といえばコグスワース。野獣の執事で、性格は至って生真面目。なにかと時計の針を回す癖があり、感情的な一面も持つ。ちなみにポット夫人とはパートナー的な関係。
そんなコグスワースを演じるのは、イギリスのベテラン俳優イアン・マッケラン。「X-メン」シリーズや「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズに出演したことで有名で、70歳を超えてもなお多くの映画作品に出演するなど、精力的に活動を続けている。
一方の日本語吹き替え版には俳優の小倉久寛が担当。ドラマ、映画、バラエティ、舞台、ナレーションなど活動が多肢に渡るベテラン俳優で、声も顔も一度見聞きした忘れられないインパクトを持つ。
チップ – ネーサン・マック/池田優斗(いけだゆうと)
こちらもかなりの癒し系で、ポット夫人の子供チップ。呪いでティーカップの姿にされており、ベルにすぐに懐くほど甘えん坊なキャラクター。ティーカップのふちが欠けているのが特徴。
そんなチップを演じるのはイギリス人俳優のネーサン・マック。俳優としての経歴は英ドラマ「Babylon」に出演したのみで、ほぼ無名。そんな新人がディズニー映画の大作で脇役を勝ち取っている。
一方の日本語吹き替え版には今子役で大活躍中の俳優、池田優斗。テレビドラマ、映画、声優、ミュージカルとなんでもこなすスーパー子役で、ポスト福くんの呼び声も。「リトルプリンス 星の王子さまと私では主人公の少年を演じるなど、声優としてのキャリアもスタートさせている末恐ろしい存在だ。
ルミエール – ユアン・マクレガー/成河(そんは)
野獣の城で給仕係として働く蝋燭といえばルミエール。もてなし上手で、ダンスと歌が大好きなキャラクター。マイペースで、ルールに縛られない性格なため、生真面目なコグスワースとはしばしば衝突する。慌てると蝋燭がドロドロになるのが特徴。
そんなルミエールを演じるのはイギリスが世界に誇る国際俳優ユアン・マクレガー。「トレイン・スポッティング」で主演を演じて一躍有名になり、その後英米の作品に出演し続けている人気俳優で、スターウォーズシリーズで、若き日のオビワン・ケノービーを演じたことでも有名。
一方の日本語吹き替え版には俳優の成河が出演。長年劇団で活躍し、その後多くのテレビドラマにも出演。映画では「脳内ポイズンベリー」の越智役で知られている。
マダム・ド・ガルドローブ- オードラ・マクドナルド/濱田めぐみ(はまだめぐみ)
呪いでタンスの姿に変えられたオペラ歌手といえばマダム・ド・ガルドローブ。ベルを励ます役回りで、その名前には「口の大きな女支配人」という意味がある。
そんなマダム・ド・ガルドローブを演じるのは、アメリカ人歌手&女優のオードラ・マクドナルド。女優としては主にブロードウェイで活動してきており、トニー賞を複数回受賞するなどの実力者だ。
一方の日本語吹き替え版には同じくミュージカル女優の濱田めぐみが起用されている。劇団四季で様々な主演を演じたきた主要メンバーの一人で、劇団四季退団後にも「ボニー&クライド」、「ジキル&ハイド」などのミュージカル作品に多く出演している。
プリュメット – ググ・バサ=ロー/島田歌穂(しまだ かほ)
魔法によって毛ばたきの姿になった野獣の城に住むメイドといえばプリュメット。外見も声もキュートなキャラクターで、ルミエールの恋人役でもある。
そんなプリュメットを演じるのは、アフリカ系イギリス人女優のググ・バサ=ロー。英ドラマ「ドクター・フー」に出演したことがきっかけで有名になり、その後テレビドラマや映画に継続して出演している。最近ではウィル・スミス主演の「コンカッション」にも参加した。
一方の日本語吹き替え版は女優や歌手として活躍するベテランタレントの島田歌穂。歌手としては紅白にも二度出場。女優としては「シンデレラ」や「レ・ミゼラブル」などの舞台に立っている。
関連記事
>>実写版「美女と野獣」のトリビアと裏話総まとめ【ネタバレあり】
>>実写版「美女と野獣」のセリーヌ・ディオンの挿入歌「How Does A Moment Last Forever」の歌詞和訳