「トイ・ストーリー・オブ・テラー」はトイ・ストーリーシリーズ唯一の短編映画でもともとはTV向けに放送された作品。上映時間はわずか21分とかなり短いが、その中にもピクサーは数多くのトリビアを残している。すでに見た人も、これから見る人もぜひチェックしておこう。
「トイ・ストーリー・オブ・テラー」の10の秘密
1、トイ・ストーリー3との関係
「トイ・ストーリー・オブ・テラー」は「トイ・ストーリー3」の世界から6ヶ月後という設定。トイ・ストーリーシリーズは全て話の中でも続いていてお互いに密接に関係にあるいい例だ。
2、お墓
ホラー映画のシーンで登場するお墓。一見、なんてことのない墓石だが、よく見ると「Simon J. Paladino」と書いてある。実はこれ「Mr.インクレディブル」に出てくるヒーロー、ゲイザービームの本名である。
3、コンバット・カールに右手がない理由
本作で一番の面白キャラといえばコンバット・カール。彼は登場したときから右手がない、という設定だが、それには理由がある。実はコンバット・カールの声を担当した俳優カール・ウェザースの代表作ともいえる「俺は飛ばし屋/プロゴルファー・ギル」で彼が右手を失うからだ。ピクサーが声優の他の作品まで参考にしているとは驚きだ。
4、ピザ・プラネット
ピザ・プラネットといえば、トイ・ストーリーシリーズには必ず出てくるピザ屋のデリバリー車のこと。今回もそれに関連するアイテムがちらほら登場する。例えばボニーのお母さんが運転するナンバープレートを見ると、「I brake for Pizza Planet (私はピザ・プラネットのためならブレーキする)」と書いてある。
5、モーテルの部屋
ボニーが宿泊したモーテルの部屋の壁に二枚の絵画が飾ってある。実はこれ未公開の「アーロと少年」の絵なのだ。ディズニーは作品の中で次回作や未公開作品にもたびたび触れるが、ここでもかなり早い段階で「アーロと少年」に触れていた。
6、トイ・ストーリー2の悪役
トイ・ストーリー2の悪役アルを覚えているだろうか。そう、ウッディを盗み、セットにして日本に売ろうとしていたあの男である。そんなアルが本作でもネットオークションでウッディを落札して手に入れようとしていたのだ。その証拠にモーテルの支配人がウッディを郵送したときの宛名が「Al’s Toy Barn」とアルのおもちゃ屋の名前になっている。
7、お馴染みのおもちゃ
トイ・ストーリーといえば誰もが知っているおもちゃが登場することで知られているが、本作でもトランスフォーマーやLEGOが登場する。ちなみに「トイ・ストーリー3」ではトトロが登場している。
8、ウォーリー
「ウォーリー」に出てくる大企業「Buy N. Large」も本作に顔を出す。といってもロゴだけなので、気づかない人がほとんど。モーテルの玄関のドアに「B and L」のステッカーが貼られているのが分かるだろうか。
9、トイ・ストーリー3のシド
「トイ・ストーリー1」の悪戯好きの少年シドを覚えているだろうか。彼は「トイ・ストーリー3」ではゴミの収集員として働いていたことで話題になったが、本作でも作業員の格好をして登場する。トレードマークの骸骨のTシャツは着ていないが、格好や手袋はそっくりだ。
10、ルクソJr.
ピクサーのアイコンともいえるキャラといえばルクソJr.と呼ばれる電気スタンド。ピクサー映画のオープニングなどに必ず出てくる彼が本作の劇中でも割り込んでくるシーンがある。それはボニーのお母さんがモーテルの支配人に詰め寄るこのシーン。机に無造作に置かれてある電気スタンドがそれだ。
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