ディズニーの2015年公開の実写版映画といえば、「イントゥ・ザ・ウッズ」。赤ずきんちゃん、シンデレラ、ジャックと豆の木、塔の上のラプンツェルなど一つの映画に様々な童話のキャラクターが登場してくるオリジナルストーリーで、ディズニー・ファンにはたまらない内容となっている。
「マレフィセント」でもそうだったが、ディズニー映画の実写版ではアニメと比べると、隠れキャラなどはほとんどなく、それほど多くの秘密も用意されていない。ただ、知っておいても損はないトリビアはいくつか存在するので、ぜひチェックしておこう。
1、イントゥ・ザ・ウッズで使われた木は本物
イントゥ・ザ・ウッズは撮影のほとんどがセットで行われているが、ディズニーはセットにも本物の土や木を用意。劇中に登場する95%の木が本物だという。セットの規模があまりにも大きかったため、実際にセットの中で迷子になった俳優もいたとか。
2、白い牛は4匹の牛を交互に起用
物語の重要なアイテムのひとつ「白い牛」は実は一頭ではなく、四頭の牛を交互に起用して撮影に臨んだという。ちなみに彼らの名前はタグ、ダイヤモンド、トゥーフォールド、パールだそうだ。
3、ラプンツェルの髪は本物
劇中で使われたラプンツェルの髪もなんと本物。その長さは実に6メートルだという。本物の髪の毛を集めて三つ編みにしたために重さは約3キロにも達したとか。
4、エミリー・ブラントは妊娠していた
パン屋の妻を演じた女優エミリー・ブラントは撮影中実際に妊娠していた。物語ではパン屋の妻は子供ができないことで悩んでいるという内容だったが、現実はその正反対だった。
5、ジェイク・ジレンホールが出演する予定だった。
ラプンツェルと恋仲になる王子様役は本当はジェイク・ジレンホールがなる予定だった。しかしジェイク・ジレンホールはちょうど同時期に新作映画「ナイトクローラー」の撮影が入っていたため、スケジュール的に出演不可となった。
6、劇中で使われた衣装
物語の中では様々な西洋のコスチュームが使われているが、合計にするとこの映画のために200以上の衣装がデザインされたという。
7、監督はミュージカルでお馴染みのあの監督
監督のロブ・マーシャルはミュージカル映画「シカゴ」の監督。この映画もまたミュージカル色が強いため、ロブ・マーシャルが適任だった。
8、メリル・ストリープが出演した理由
メリル・ストリープはかつてTV番組でたくさんの魔女役のオファーをもらったが、そのほとんどを断っていることを明かしている。多いときには一日に3つのオファーを受けたこともあるとか。そんな彼女が今回特別に魔女役を引き受けたのは、同作品のミュージカルの作曲家スティーヴン・ソンドハイムに惚れ込んでのことだという。ちなみにメリル・ストリープがディズニー映画に出演するのはこれが初めて。
9、エマ・ストーンに出演オファーを出していた
ロブ・マーシャル監督は実はエマ・ストーンにシンデレラ役をやってもらおうとオファーを出していた。しかし高い歌声を出せないという理由で、エマ・ストーンはこれを断っている。その代わりにジャックの役で出してくれないかと冗談を言ったとか。
10、映画ができたきっかけはオバマ大統領のあの一言
ロブ・マーシャル監督が同作品を取ろうと決意したのは、オバマ大統領が911の10周年メモリアルイベントで被害者家族に向かって「君たちは独りじゃない。誰一人、独りぼっちではない」という言葉に感銘を受けたからだという。一見、無関係のようだが、ロブ・マーシャル監督は「イントゥ・ザ・ウッズ」は911後の世代の向けた童話である、という印象を強く抱いたという。
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