映画ムーランの元ネタと原作を詳しく解説

今、世界中のファンが劇場公開を心待ちにしているのがディズニーの実写映画ムーランではないでしょうか。そこでこの記事では、ムーランの元ネタを紹介していきます。

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ムーランはフィクション

もともとディズニー映画ムーランは、中国における伝承文芸や歌謡文芸で登場する女性を基にしています。この女性こそが日本語ではモクラン、英語ではムーランと呼ばれています。

ムーランはすっかり年を取り、病によって衰えた父親の代わりに男の恰好をして、軍隊に入隊し、外国からの侵略から国を守った女性ヒーローとして語り継がれていますが、このストーリーラインについてはディズニーアニメのムーランと変わりませんね。

物語の起源は、6世紀にもさかのぼり、当時書かれた古今楽録(ここんらくろく)と呼ばれる本にムーランについての詩が収録されたのが、最も古い文献だとされています。

それから何世紀にもわたってムーランは、様々な詩人や作家によって題材に使われ、やがて中国文化を代表するキャラクターになっていったのでした。それはちょうど日本でいうところのかぐや姫のような存在と似ていますね。

そう、つまりムーランは、実在する人物ではなく、あくまでも物語や詩の中の架空の登場人物だと考らているのです。

しかしながらムーランの物語の舞台である中国南北朝時代には実際に女性兵士がいたと言われており、あながち全くのフィクションとはいえない部分もあるようです。

ムーランはドラゴンを飼っていない

文芸の中で描かれているムーランの家族にはアニメ版のようにドラゴンの守り神がいる、という背景はありません。また、ムーランの家族が犬を飼っていた、という話もありませんでした。

その代わり、ムーランにはまだ幼い弟がいた、という設定が度々使われており、家族に父親と弟という二人の男がいながら、年齢的にどちらも入隊するわけにはいかず、仕方なく、ムーランが戦争に行く、という話になっているのです。

ムーランの恋人

アニメ版では、ムーランが部隊の隊長リーシャンと恋に落ちることを暗示して終わっていましたね。実はあの二人は続編のアニメで結婚し、三人の娘を授かります。では元ネタではムーランの恋愛模様はどのように描かれているのでしょうか。ある物語では、ムーランがジム・ヨングという青年と軍隊で知り合うエピソードがあります。

ムーランは軍隊の中で女性であることを隠していましたが、ムーランが女性であることを知ったジム・ヨングは益々ムーランに興味を抱くようになり、やがて恋に落ちてしまったのです。

ちなみに実写版のムーランでは、アニメのリーシャン役がいないことから、このジム・ヨングも似たキャラクターが登場すると言われており、隊長ではなく、ムーランと同じ兵士になるもようです。

ムーランのエンディング

アニメ版では、ムーランは勇敢に国のために戦ったことを受け、最後にエンペラーに称えられ、秘宝の刀を受け取り、父親の待つ故郷に帰っていく、というエンディングになっていましたね。

一方、原作の中でムーランは、12年間軍隊で務めた後、一頭の馬をプレゼントとしてもらい、それに故郷に戻りました。そのムーランは初めて女性の服を着たことから、多くの兵士は初めて彼女が女性であることに気づき、驚くという終わり方になっています。

また、別のバージョンではムーランが故郷に帰ったものの、そのときすでに父親は亡くなっていた、という悲劇の物語になっています。もしかすると、実写版のムーランもエンディングがこのように変更されている可能性もありそうですね。

以上、ムーランの元ネタについてでした。