中国軍がズートピアを批判した、くだらなすぎる理由とは?

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世界中で大ヒットを飛ばしたディズニーアニメ「ズートピア」が意外なところから批判を受けている。なにを隠そう中国の軍隊からだ。そのありえない理由とは?

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中国がズートピアを批判したのは弱肉強食が歪められたから?

「ズートピア」といえば高い知能を持つ動物が共存する大都市でウサギのジュディ・ホップスが警察官になり、キツネのニック・ワイルドと力を合わせて難解事件を解決していく、という物語。

擬人化された動物たちが生きるズートピアを現代社会に置き換えることもでき、人種差別や偏見をテーマに掲げ、子供にも大人にも「誰でも自分のなりたいものになれる」、「人は見かけでは判断できない」といった教訓を与える内容になっている。

しかしそんな前向きなストーリーですら中国政府からすると鼻に付くらしい。今回「ズートピア」を問題視したのは中華人民共和国における軍の公式の新聞「解放軍報」だ。

その最大の理由は「アメリカ的価値のプロパガンダ(政治的宣伝)であり、世界戦略に利用している」というもの。どこがどう政治的に利用しているのかというと、動物たちの描き方に問題があるのだという。

というのも「ズートピア」では動物界の捕食-被食関係が逆さまになっていて、現実やモラルが歪められているからなのだそうだ。

解放軍報はズートピアに対する批判を次のように伝えている。

「残酷な世界の現実の中ではいつだってオオカミが羊を食べるのにも関わらず、それが反対に描かれている。そんな子供でも理解できるようなことがハリウッドによって間逆にされてしまっている。

ハリウッドはこれまでもずっと政治的宣伝の機械として人気映画を使ってアメリカ的価値と戦略を進めてきた。このような目に見えないプロパガンダと直面したときは、ボイコットをするだけではまだ足りない」。

つまり本来なら被食者であるヒツジが映画の中で大ボスとして扱われていたり、また被食者であるウサギが捕食者を押しのけて活躍することが気に入らないそうなのだ。

たとえアニメの世界の設定であろうと、弱肉強食の絶対的ルールの中に変化が起こってしまっては、中国政府にとっては「脅威」でしかないのだった。

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